知っていますか?自分で簡単に出来るウィッグのサイズ調節
既製品の医療用ウィッグの多くは型やサイズが決まっているためオーダーメイドとは違い、すべての方にぴったりフィット!!とはなかなかいかないことが多いですね。
医療用ウィッグストーリーの医療用ウィッグはアジャスターがついているので、自毛の増減にあわせて頭周囲部分の調節をすることは出来ますが、後頭部あたりなどがプカプカと余ってしまい着け心地に不快な思いをされることもあるかと思います。
そんな時は医療用ウィッグのベース部分をチクチク縫うサイズの微調整がオススメです。
用意するものは?
●針
●黒い糸(縫い目が目立たないようにするため
●はさみ
必要なものはたったこれだけ!医療用ウィッグを縮めるサイズ調整は、医療用ウィッグを裏返しにしてネットをチクチクと縫うだけ。
縫い方はなみ縫いなので家庭科を思い出していただければ簡単です。
一番のポイントは縫う方向です。縦か?横か?それはどこを直したいかによって変わります。
どこを直したいのか確認しましょう!
医療用ウィッグを着用し微調整したい部分を確認します。
医療用ウィッグのどこが長いのか、緩いのか、どれくらい縮めたいのかをしっかり確認しましょう。

医療用ウィッグをチクチク縫います♪
糸を2本取りにして縫いしましょう!
縫う方向と縮めたい幅がわかったら、あとはチクチク縫うだけ!糸は長すぎると医療用ウィッグの毛にからんで縫いにくくなるので60cm程度に切ったものを2本取りにして30cmにすると扱いやすいと思います。
糸は玉止めでも問題はありませんが頭皮に直接触れて痛みを感じることがありますので、結び目は作らずに初めと終わりに返し縫いを各3回ずつくらいするのがおすすめです。
髪やネット部分が長い場合→横方向に縫う
頭周や後頭部が緩い場合→縦方向に縫う
縫ったらスタイルは崩れないの?
でも医療用ウィッグを縫ってしまうと表側のスタイルが崩れるかと心配になります。
元に戻して外側(髪がある側)から見ると全くと言っていいほどわかりません。
もしも縫い目に髪が挟まってしまった場合には針で引き出すとより医療用ウィッグの見た目がキレイに仕上がります。
医療用ウィッグのベース部分をちょっと縫う、たったこれだけでご自分でサイズの微調整ができてしまうんです。
思ったよりも簡単ですよね。
また医療用ウィッグのベース部分のチクチク微調整の一番いいところはやり直しが出来ること!
脱毛期で緩くなって縮めるために医療用ウィッグを縫って、回復期に自毛が伸びて医療用ウィッグがきついと感じたら、チクチクしたところを解いて今現在のサイズに合わせてまた医療用ウィッグを縫えるので、何度でも調整ができます。
既製品の医療用ウィッグを自分にピッタリのウィッグに変えるための一番簡単な調整方法ですので、ぜひお試しください!