インナーキャップは必要?
医療用ウィッグをつけるときにあったほうがいいものとして、インナーキャップという商品名を聞いたことはありませんか?
でも医療用ウィッグを初めてご使用される場合には、インナーキャップがどういうものなのか、よく分からないですよね。
簡単に言うと医療用ウィッグの下にかぶる薄手のキャップのことです。
では、医療用ウィッグの下にインナーキャップが必要になるのはどんな場合なのでしょうか?
医療用ウィッグの基礎知識/インナーキャップってなに?
インナーキャップは黒い薄手の布やネット地で出来たキャップです。
「インナー」の言葉とおり医療用ウィッグの下につけます。
洋服で言えばまさに、トップスとインナーのような関係です。
医療用ウィッグの基礎知識/インナーキャップはどんな時に必要?
インナーキャップは脱毛期に医療用ウィッグをつける場合に必要になります。
インナーキャップには大きく二つの役目があります。
その一つは、自分の髪がないときに敏感になっている頭皮を保護するために、医療用ウィッグの下にかぶります。
ストーリーのインナーキャップは肌当たりに細心の注意を払い、縫い目のチクチクが肌に当たらないように工夫されています。
医療用ウィッグ ラフィネウェーブ CM-21
もう一つは、医療用ウィッグをつけた時にウィッグの網目から地肌が透けないようにするためです。
ストーリーの医療用ウィッグはベースに黒色のネットを採用しています。
髪があるとき、ネットが肌色では髪の色が透けて医療用ウィッグのベース部分が目立ってしまいます。
逆に、脱毛がすすんだときは地肌の上に黒いネットの医療用ウィッグをつけると、ベースの網目が透けて見えてしまうのです。
こんな時、黒色のインナーキャップを医療用ウィッグの下につけると地肌が透けず、見た目も自然になります。
一般的に販売されているインナーキャップは黒い色がほとんどですが、網目状の素材であることが多く、髪の間から網目が見えてしまうという欠点がありました。
医療用ウィッグストーリー新開発のインナーキャップはまったく透けないうえにやわらかく肌にやさしい素材で作られています。
医療用ウィッグの基礎知識/どうやって使うの?
医療用ウィッグ ストレートロング CL-1
医療用ウィッグをつける前にインナーキャップをかぶります。
ズレが気になる場合には、あらかじめ医療用ウィッグの前後左右に数か所ほど縫い留めて使用すると安心です。
洗濯などでインナーキャップを取り外すこともあるので、あまりしっかりと縫い付けない方が良いでしょう。
医療用ウィッグストーリーのインナーキャップ
治療中などで敏感になっている頭皮を守るために、縫い目が外側にあるインナーキャップをおすすめします。
ネット状の生地は透ける場合があるので、黒い布地の方が安心です。
また素材もできるだけ天然素材のインナーキャップを選びましょう。
医療用ウィッグの基礎知識/インナーキャップの選び方
医療用ウィッグストーリーでは伸縮性と吸湿性のある薄手の高級なコットン100パーセントの生地で製作しているオリジナルの「やわらかインナーキャップ」を販売しております。
黒い生地のため、風が吹いたり髪に触れたりしたときにウィッグの網目(ベース部分)が透けて見えないので安心です。
もちろん着け心地を優先し、縫い目は表側にあるので頭皮にあたりチクチクすることもありません。
インナーキャップは医療用ウィッグを使うすべての人に必要という訳ではないので、必要になってからのご用意で間に合います!
医療用ウィッグを用意することになったときに何が必要かわからない場合にも、医療用ウィッグストーリーのスタッフにぜひご相談ください。