ヘアネットとインナーキャップの違いをご存知ですか?
医療用ウィッグを購入すると、付属品として「ヘアネット」が付いてくることがあります。
(ストーリーで医療用ウィッグを購入した場合も、もちろんプレゼントしています♪)
さらに医療用ウィッグについて調べていると、同じように医療用ウィッグの下にかぶって使う「インナーキャップ」という商品も目にしたことはありませんか?
「ヘアネット」と「インナーキャップ」はどちらも医療用ウィッグを着用するときに使用するものですが、ちょっと見ただけでは違いがわかりにくいですね。
また、医療用ウィッグを使う場合両方とも用意する必要があるの?と迷われることもあると思います。
今回は医療用ウィッグを着けるときに必要なこの「ヘアネット」と「インナーキャップ」の2つの違いについてご説明します。
医療用ウィッグにマスト!ヘアネットとインナーキャップの違い
「ヘアネット」は医療用ウィッグをつける前に、自分の髪をまとめるための筒状になっているネットです。
「インナーキャップ」は脱毛がすすんだ場合に、医療用ウィッグをつけたときに髪のすきまから頭皮が透けて見えてしまうのを防ぐためのキャップになります。
また、「インナーキャップ」は治療で敏感になっている頭皮を、医療用ウィッグのベースネットがふれることから守ります。
ストーリーのインナーキャップは肌当たりを考慮し、縫い目が頭皮にふれないように作られています。
どちらも医療用ウィッグをつける時に使用します。
医療用ウィッグを着けるときのヘアネットの使い方
ヘアネットを使う時期:抗がん剤治療初期の脱毛する前の時期や、回復期で髪が戻ってきている時期など、自分の髪がある状態で医療用ウィッグを着けるときに使用します。
ヘアネットを使う目的:医療用ウィッグをつける前に、自分の髪をまとめるために使います。
自分の髪をきちんとまとめてると、医療用ウィッグがつけやすくなります。
また医療用ウィッグをつけた時に、医療用ウィッグのヘアスタイルがキレイなシルエットに見えるようになります。
ヘアネットの使い方:医療用ウィッグを着けるまえに、ゴムがある方を下にして首まで通します。
額の生え際までヘアネット本体を引き上げ、自分の髪をすべてネットの中におさめます。
自分の髪の量が多い場合や髪が長めの場合には、ヘアネットを使用する前にゴムやヘアピンで髪をまとめることをおすすめします。
ヘアネットは筒状なので、余ったネット部分は頭頂部でまとめてヘアピンで留めるとウィッグがつけやすくなります。
医療用ウィッグを着けるときのインナーキャップの使い方
医療用ウィッグ ストレートロング CL-1
インナーキャップを使う時期:主に脱毛している時期に医療用ウィッグを着けるときに使います。
インナーキャップを使う目的:治療中の敏感になっている頭皮を保護します。
また医療用ウィッグをつけた際に、医療用ウィッグのネットの網目から頭皮が透けて見えてしまうのを防ぎます。
インナーキャップの使い方:医療用ウィッグを着けるまえに、頭皮に縫い目があたらないように、縫い目を表側にしてかぶります。
その上から医療用ウィッグをかぶります。
インナーキャップがずれて気になる場合には、医療用ウィッグに直接インナーキャップを数か所ほど縫いつけてご使用することをおすすめします。
医療用ウィッグを着けるときヘアネットとインナーキャップは重ねてつかえますか?
医療用ウィッグを着けるとき、ヘアネットとインナーキャップの両方を同時に重ねて使うことはおすすめしません。
重ねてつけることで医療用ウィッグをつけている頭が蒸れやすくなったり、医療用ウィッグがずれてしまう原因にもなります。
また重ねた分厚みがでてしまい、医療用ウィッグを着けた頭が大きく見えてしまうこともあります。
ヘアネットとインナーキャップの違いは、わかりましたでしょうか?
医療用ウィッグ プレンティボブ CM-19
それぞれの使用する時期や使う目的がわかることで、自分の髪の状態から医療用ウィッグを着けるときに必要なものかどうかの判断がしやすくなると思います。
抗がん剤治療の内容によっては脱毛がそれほど進まないこともあるそうなので、そういう場合なら医療用ウィッグを着けるときにインナーキャップは使わずにすむかもしれませんね。
ただでさえ金銭的な負担が大きい治療中、本当に必要なものだけをそろえて、医療用ウィッグを快適に、キレイに見せたいですよね。