ヘアアイロンでキレイなカールを作る!
医療用ウィッグを自分好みにアレンジしたり、取れかかった医療用ウィッグのカールを自分で直せたりすると、医療用ウィッグ生活もちょっぴり楽しくなりますよね。
でも医療用ウィッグでは、自分の髪と違ってキレイなカールがなかなか作れない…ヘアアイロンで医療用ウィッグにカールを作ってもすぐに取れてしまう…と、医療用ウィッグのスタイル作りにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回はヘアアイロンで医療用ウィッグにカールを作るときのポイントをご紹介します。
ストーリーの医療用ウィッグに使われている髪について
医療用ウィッグ ミスティウェーブ CL-7
ストーリーの医療用ウィッグは、すべてのスタイルで人毛30%+人工毛(耐熱温度180度の形状安定耐熱毛)70%のミックス毛を使用しています。
人毛の医療用ウィッグに比べて、人工毛の医療用ウィッグはカールがつきにくいですが、ストーリーの医療用ウィッグに使用されている人工毛は形状安定の特性を持っているため、一度カールがつくとキープする力が高いのが特徴です。
ストーリーの医療用ウィッグはスタイルのキープ力の高い人工毛の割合が多い(70%)ので、人工毛に合った方法でヘアアイロンを使用すると医療用ウィッグのカールを長持ちさせることができます。
医療用ウィッグ シアーセミディ CM-18
ストーリーの医療用ウィッグの人工毛の耐熱温度180℃とは、あくまでも耐えられる限界の温度なので、医療用ウィッグにキレイにカールがつく温度とはまた別のものだと考えてくださいね。
人工毛の耐熱温度に近い高温だと、医療用ウィッグの髪が熱でかなり柔らかくなり、アイロンをはずした途端にカールが髪の重さで伸びてしまいます。
また、あまりにも低い温度だと医療用ウィッグに一瞬カールはつきますが、すぐに戻ってしまいます。
最適なのは低温(100℃前後)です。
医療用ウィッグにキレイなカールを作るポイントは低温(100℃前後)でカールをつけて、ヘアアイロンをはずし、カールが足りないようなら、再度医療用ウィッグにヘアアイロンを巻き付けます。
この作業を2〜3回繰り返すことで、仕上がりの美しいカールが長持ちします。
医療用ウィッグにヘアアイロンでカールを作るときに用意するもの
1.ヘアアイロン
低温の設定があるもの。高温設定しかないヘアアイロンは一番低い温度で、医療用ウィッグの髪を巻きつける時間を半分くらいにして下さいね。
2.ウィッグ専用スタイリングミスト
医療用ウィッグストーリーのWEBショップで販売しています。ウィッグ専門美容師イチオシです!(なければ市販のカール用スタイリング剤でも大丈夫です)
3.ウィッグ台
ウィッグ台は吸盤が付いているので、しっかりと固定できます。ウィッグ台のかわりにウィッグスタンド、なければご自身で医療用ウィッグを着けておこなってください。
4.髪を留めるクリップ
5.ブラシ
医療用ウィッグにキレイなカールを作るために準備すること
医療用ウィッグの髪をブラッシングをして、ヘアアイロンを温めておく
シャンプー前と同じですが、ヘアアイロンの前も必ず医療用ウィッグの毛先からブラッシングして、まずは医療用ウィッグの髪の流れをキレイに整えます。同時にヘアアイロンを温めておきましょう。
キレイなカールを作るポイントは、医療用ウィッグの髪を少量ずつ分けてヘアアイロンで巻くことです。
髪をカットするときと同じようにあらかじめ医療用ウィッグの髪をいくつかに分けて留めておくと、ヘアアイロンが扱いやすくなります。
医療用ウィッグにカールがキレイにできる巻き方
1.医療用ウィッグのヘアアイロンを当てる部分にスタイリングミストをかけます。
スタイリングミスト(2プッシュほど)をヘアアイロン前に医療用ウィッグのカールしたい部分の髪にかけておくことによって、仕上がりのキレイさとカールの持ちが断然違います。
2.少量の毛束の毛先を医療用ウィッグの髪の長さの半分くらいからヘアアイロンで挟み、そのまま毛先にヘアアイロンを滑らせ、毛先から巻き始めましょう。
らせん状(なるべく医療用ウィッグの髪どうしが重ならないように)ゆっくりと巻く。巻いた後は5秒〜10秒キープ。少し引っ張るようにする(テンションをかける)とキレイに巻けます。
ヘアアイロンで巻いた時に髪どうしが重なると、医療用ウィッグの髪にヘアアイロンの熱も伝わりにくく、キレイなカールになりにくいのでなるべく髪どうしが重ならないように注意してくださいね。
3.ヘアアイロンをはずしてから、医療用ウィッグの髪をしばらく冷ます、髪が冷たくなったら手でほぐす。
1度のヘアアイロンで医療用ウィッグのカールが足りない場合には、ヘアアイロンで髪を巻く作業を繰り返します。
ヘアアイロンをはずしたら医療用ウィッグの髪を触ってみたいところですが、すぐに触るとせっかくのカールが取れてしまうので、粗熱が取れるまで我慢してくださいね。