ウィッグ用クリップの縫いつけ方

医療用ウィッグストーリーのウィッグには、フロント部分にクリップが1つついていますが、抗がん剤治療中の脱毛期には、クリップが直接頭皮にあたり痛みを感じることもあります。
その場合には、医療用ウィッグから一旦クリップを取り外してご使用いただき、回復期で髪が生えてきた時に再度クリップを縫い付けてご使用いただきます。
またクリップ1つだと装着感にご不安という場合はクリップを追加して医療用ウィッグに縫い付けてみても良いですね。
そんな時に知っておきたいクリップの縫い付けポイントをご紹介いたします。
医療用ウィッグの基礎知識/用意するものは?

◇長めの針
◇黒い糸
(あれば透明な色の釣り糸(太さは1号)にするとより目立ちにくいです。)
◇クリップもしくはピン
(ウィッグの髪を縫いこまないように周りの髪を留めておく用)
◇はさみ
医療用ウィッグの基礎知識/クリップ縫い付け
医療用ウィッグにクリップを縫い付ける手順
ウィッグを裏返し、目立たない位置にクリップを縫い付けます。以下の手順で進めましょう。
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医療用ウィッグを裏側にし、クリップを付ける場所を決めます。 目立ちにくい場所を選び、周囲の髪はピンで留めておくと縫いやすくなります。
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針に60 cmの糸を二本取りで通し、玉結び。クリップの各穴を4回ずつ縫います。
2か所目を縫ったら、ポイント: ゴムがある場合はゴム下を通して反対側を縫うと最後の玉結びだけで済みます。 -
4穴すべてを縫ったらクリップ裏側で玉結び。頭皮に触れない位置に結びます。
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表から見えない部分に2針ほど縫い、糸をギリギリでカットして仕上げます。
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ウィッグを表に戻し、縫い目に挟まった髪を針で引き出して完成です。
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クリップ縫い付けは意外と簡単。治療段階に合わせて位置を調整し、 玉結びが頭皮に触れないよう注意しましょう。
自信がない場合は当店で有料縫い付けサービスも承ります。